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メディテーションについて

瞑想(メディテーション)と聞くと宗教的なイメージをお持ちの方も多いと思いますが、信仰に関わらず、正しく実践することで様々な精神的・心理的・肉体的な効果が期待できることが科学的に実証されており、欧米では医師から瞑想をするように処方されることも一般的です。最近ではその効果から、Googleを始めとする欧米系のIT企業などでも社内プログラムとして取り入れられています。

Conectar Studioのメディテーションレッスンはインドでヴィパッサナー(マインドフルネス)・メディテーションプラグラムに参加し、マサチューセッツ大学医学部のJon Kabat-Zinn教授によって開発された「マインドフルネスによるストレス低減法(MBSR)」を受講した、メディテーションインストラクターの資格を持つインストラクターがマインドフルネスメディテーションを指導します。

マインドフルネスメディテーションとは、ヴィパッサナー瞑想とも呼ばれ、呼吸に焦点を合わせて瞑想を行うことで、雑念や思考の癖、心に対する条件付けなどに自分で気づき、ありのままの現実を体験する瞑想法です。

この瞑想法によって悟りに至ったブッダは、人生の苦しみを取り除く方法として、その実践とそこから体得した智慧を指導したことが仏教の始まりとなりました。日本の仏教は大陸を経由して伝わる間に哲学化・複雑化されていますが、ブッダの直接の教えが数多く載せられている原始仏教の経典(ダンマパダ、スッタニパータなど)には念仏や葬儀に関する記述はほとんどなく、ただ正しい道を歩き、メディテーションの実践によって真理を体得することによって人は救われると繰り返し教えています。

ヴィパッサナー瞑想と出会ってから日々実践し、その現実的な恩恵を感じている人間として、医療福祉制度の破綻、高ストレス社会、生活習慣病や精神病の蔓延など様々な問題を抱える日本の社会にあって、静かに人生を見つめる場を設けられればと考えてメディテーションの事業を企画しています。

メディテーションの効果

マインドフルネスメディテーションの目的は、ありのままの自分や世界の有り様への体験を深めることにより、心を浄化し、苦しみの原因を取り除き、より良い人生へと導くことです。

このような過程で様々な肉体的・心理的・精神的な恩恵があることがたくさんの科学的な臨床研究で明らかになっています。

ただし、これらの効果はあくまで副産物として生じるもので、これらの効果を目的としてメディテーションを行うことは心に執着を生み、メディテーションの目的を達成する妨げとなり結果的に得られる恩恵も少なくなってしまうため、本来の目的を見失わないよう注意が必要です。また、マインドフルメディテーションは重篤な疾患に対する「治療」ではありませんので、医療専門家による治療の代替として実践することは正しくありません。信頼できる医療専門家とご相談の上で参加の是非についてご検討頂くことが必要です。

ストレス・不安・うつの軽減

メディテーションの実践によって、不安やストレスに関連する扁桃体の密度が低下することが分かっています。自分の心の動きを見つめ続けることで、無意識のレベルで自分の心についている癖や頭の中に沸き続ける思考に気づくことで、少しずつ心が落ち着いていきます。これによりストレスや不安のレベルが下がり、うつ病を改善する上でも抗うつ薬よりも効果があることが科学的な臨床研究によって示されています。

生活習慣の改善

現代の医学的疾患の大半が生活習慣に由来するものです。メディテーションを行うことで、喫煙・飲酒・依存症・不健康な食生活などへの欲求が軽減し、これらの悪い生活習慣を減らし、睡眠の質を改善し、生活習慣病(肥満・高血圧・糖尿など)の予防や改善に効果があることが分かっています。

循環器系の改善

メディテーションによるストレスの軽減や生活習慣の改善によって、心拍数や血圧が低下することが分かっています。これにより心血管系の疾患を起こすリスクも低下することが分かっています。また、ストレスホルモンのコルチゾールのレベルが低下することにより、血糖値も低下することが分かっています。

脳機能の改善

メディテーションを行うことで、学習や記憶に関連する海馬の密度が高まり、心が落ち着き、集中力が改善し、物事に取り組む意欲が増大することが分かっています。また、脳内の神経伝達物質のメラトニンやセロトニン濃度が上昇し、コルチゾールやアドレナリン濃度が低下し、睡眠の改善や精神の安定につながり、自己認識、思いやり、内省といった機能が高まることも示されています。

免疫系の改善

メディテーションの実践によって、インフルエンザに対する抗体の活性が上がったり、乾癬の治癒が促進されたりと、免疫系の活性化や正常化する作用も示唆されています。

満足度の改善

メディテーションの実践によって、主観的な幸福度や人生への自信が向上し、人生への満足度が改善することが分かっています。人生のあらゆる瞬間に喜びと驚きがあると感じることが人生をより豊かにしてくれます。

メディテーションの副作用

まず、副作用以前にメディテーションの実践はとても大変だということを理解しておく必要があります。ただ座っているだけに見えますが、その内側では次々に沸き起こってくる思考に翻弄されて放って置くと過去や未来に押し流されていきます。そのような思考や感覚の中には、自分にとって、楽しいことや魅力的なことだけでなく、考えたくない、感じたくない、思い出したくないものも出てきます。そのような状態で心が押し流されていることに気づき毎回自力で「今ここ」にまで戻ってくることは想像以上に大変な作業です。

また、海外のメディアの報道では、メディテーションの練習後に恐怖や不安、パニック、双極性やPTSDなどの症状が現れる可能性があると指摘されています。しかし、現在出版されている査読付きの学術論文によれば、これらのメディテーションによる悪影響はマインドフルネス瞑想では稀であり、マインドフルネス瞑想で起こった場合にも実践方法に対する理解が不十分なために起こっているようです。

マントラやイメージを利用するメディテーションでは、集中状態から意識の変性を起こして中毒症状が出たり、心的外傷や精神的疾患を起こしたりする例が報告されています。また、潜在意識に働きかけ洗脳を起こすようなカルト的な手法も存在するため十分な注意が必要です。

実際に行って頂ければわかると思いますが、マインドフルネスメディテーションは洗脳とは真逆の作業であり、自分の心についている癖や潜在意識から湧き上がってくる様々な思考や感情に正しく気づいて手放していくことで心をより自由な本来の姿へと解き放ち、今ここにある現実に気づいていく作業です。

ちなみに、インストラクター自身はマインドフルネスメディテーションに出会う前はマントラを使ったメディテーションも試していたことがあり、マントラを使ったメディテーションでも一定の効果を感じました。どちらの方法でも副作用を感じたことはありませんし、超常的な体験をしたこともありません。

レッスン料

インストラクターが参加した中で本当に効果があると感じたマインドフルネスメディテーションのコースは完全な寄付でなりたっているものでした。

そのコースでは、自分の体験を通じて本当に価値があったと感じた人だけが自分の資力と「自分が受けた恩恵を他の人も受けられますように」という気持ちに応じて寄付をするという方式でしたので、このような方式で、ご参加頂く皆様にサービスの価値を決めて頂く形で初めてみようと考えています。

また、利用方法についても個々人によってレッスンを受けたい方や静かな場所でメディテーションをしたい方など様々なご要望があるかと思いますので、どのような形でご利用を検討しているかについてもお問い合わせ時にお知らせ下さい。そのようなご要望を集めて、形にしていきたいと考えています。

インストラクター

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Hiro

Conectar Studio

【メディテーション関連】

認定メディテーションインストラクター(Certified Meditation Instructor)

2011年にDhamma Setu(インド)にて10日間のヴィパッサナー(マインドフルネス)メディテーションコースを受講以来ほぼ毎日実践

マサチューセッツ大学医学部のJon Kabat-Zinn教授によって開発された「マインドフルネスによるストレス低減法(MBSR)」受講

健康や医療に関する科学的エビデンスと使用者のレビューを集めるウェブメディア 効果副作用.com 編集長兼運営者

【その他の経歴】

慶應義塾大学理工学部卒業

カリフォルニア大学バークレー校(UCB) Visiting Student (Prof. Alivisatos Group)

松山東高校普通科卒業

大学卒業後、北米・ヨーロッパ・アフリカ・中東・アジアの32カ国を世界一周旅行した後、インドで起業。インドでは日本語教師、日本人駐在員の子供の家庭教師などを経て、日本や日系の大企業や中堅企業向けにITアウトソーシング、人材紹介、市場調査、FS調査、合弁会社の設立、進出セミナーなどのインド進出コンサルティングなどを経験。その後インドのベンチャー企業と共同でIoT事業に参入するも失敗。

それを契機に子供の教育や将来のことを考える中で、インドは自分がいなくても発展するが日本では今後自分がやるべきことがたくさんあるのではないかと考え、家族と一緒に地元松山に。

健康・医療・介護関連の問題に関する科学的なエビデンスと口コミをまとめるウェブメディア 効果副作用.comの運営と編集を通して、抗生物質による細菌感染症の治療を除けば、食生活の改善・良質の睡眠・適度な運動・メディテーションなどの生活習慣の改善の方が多くの場合リスクが低く有効であることへの学びを深める。

また、「治療薬」によって不可逆的な副作用を受けて苦しむ人の口コミを読んだり、薬学の書籍を読むことで、医薬品の中には本質的に麻薬や毒物、劇物が数多く存在しており、多くの治療法が病気それ自体ではなくその症状を和らげているにすぎないことへの理解も深まりました。科学を基礎とした医学・薬学の進歩が人類の健康に多大なる貢献したことは疑いの余地はありませんが、メディテーションやヨガを生活の中に取り入れ、食生活を改善することで、今ここにある幸せを感じ取れるようなプログラムや仕組みを作り、日本の社会が直面する健康・医療・介護などの問題へのソリューションを提供していきたいと考えています。

愛媛県松山市出身

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